まずは外から、安全に見られる範囲を確認

建物へ近づく前に、落下しそうな部材、倒れかかった塀、割れたガラスなどがないか見ます。危険があるときは無理に室内へ入らず、離れた安全な位置から記録し、所有者と専門家へ相談してください。屋根へ登る、傾いた構造物を動かすといった作業は、通常の巡回で行うことではありません。初回は立ち入らない場所も含めて確認範囲を決めます。

敷地と郵便受けをチェックする

雑草や枝の伸び、落ち葉、見慣れない投棄物、郵便受けの状態を同じ順番で確認します。隣地へはみ出しているように見えても、境界や樹木の所有を自己判断しないでください。回収・処分が必要な物は写真で共有し、所有者の確認と地域の処分方法に従います。郵便物は確認、保管、転送、廃棄を別の作業として扱います。

  • 玄関・門・塀・通路の見える変化
  • 庭木・雑草・落ち葉の状態
  • 郵便受けと不法投棄を疑う物

室内は、前回からの変化を探す

天井や壁のしみ、窓まわり、床の傷み、においなど、初回の写真と比べて変わった点を見ます。写真だけで雨漏りやカビの原因を断定することはできません。現象が分かるように遠景と近景を残し、発見した日時や天候も記録します。暗い収納や床下へ無理に入るより、確認できなかった場所を報告に残す方が、次の判断につながります。

換気・通水・清掃を、条件に応じて行う

窓や水回りの手入れは、建物の安全性と設備の状態、電気水道の使用条件を確認したうえで行います。大雨や強風の日に一律の方法で窓を開けたり、漏水を疑う設備へ無理に通水したりしないでください。専門的な修理や洗浄が必要な状態と、日常の管理で行う作業を分けます。詳しい進め方は、それぞれの解説を参照して確認してください。

訪問の終わりに、作業前の状態へ戻す

作業が終わったら窓と出入口、使った水栓、照明、移動した物を順番に確認します。換気中に開けた窓を別の担当者が閉める運用なら、最終確認する人を決めてください。片付けたつもりでも通路に道具が残っていないかを見て、鍵と持ち出す物を照合します。写真の撮影だけでなく、どこを見終わり、何を未実施としたかを記録して訪問を終えます。

記録を、次回の確認と依頼内容へつなぐ

報告は「異常なし」だけで終えず、確認箇所、実施作業、変化、未対応事項を分けると比較しやすくなります。庭の手入れや修繕が必要なら、次の訪問とは別に見積と承認の手順を確認します。家族で対応できる範囲を超える場合は、国土交通省の管理チェックリストも参考にしながら、必要な部分を管理業者や専門業者へ相談してください。

  • 写真の撮影日と場所をそろえる
  • 作業済み・確認のみ・未確認を区別する
  • 次回見る点と、所有者が判断する点を残す

参考にした公式情報

制度・提供条件は変更されることがあります。最新情報は各公式窓口でご確認ください。